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リビングデット参加者
記憶を追ってメモリーが暴走して止まらなくなった
仕事前だっていうのに
思い出しては もう居ないこの世になんの未練もなく
また 死にたくなる もう4年もたつのに -
リビングデット参加者
Nちゃん
おばあちゃん N助先生 ドラえもん 白髪のお団子頭 魔法使いのババア
やさしい 美味しいものを作ってくれる ボケっとしてる 秒でキレる タバコをよく吸う
ずっと座ってテレビを見てる 歩くのが遅い 歩く姿がドラえもんににている
フォルムがドラえもん 人づきあいが好きなタイプじゃない 昔話をしてくれる
よく笑う ロックなババア たまに良くわからない事にこだわる
必要最低限に機能すれば良いと考えているので掃除をあんまりしない
店に貼ったポスターをはがさない 嘘をつかない たまにとぼける
年寄りの振りをしてとぼける ケンカに首を突っ込み最前線にでる
Tさんと喧嘩するが漫才にみえる TZさんに暴言を吐く
俺に面倒な客を押し付ける 店の法律であり徴税者でチャンネル決定者 病院に行かない
おもしろい 馬鹿馬鹿しくなるほどおもしろい みんなに愛されている
一緒にいると落ち着く -
リビングデット参加者
書きなぐることでメモリを移設して本体のメモリ暴走を防ぐことを意図しています。
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リビングデット参加者
さしみ
Nちゃんが刺身を出してくれた うまい刺身を見つけたのだろう
まぐろの刺身 旨かった 普段自分で買う安いスーパーの刺身とは違う
子供の頃食べた本当にうまい刺身の味がした
うまいうまい言いながら食う俺を見てNちゃんも嬉しそうだったし得意げだった
しばらく刺身談義をした 昔の刺身はうまかったとか高かったから旨かったとか
今は安いものがあるが水っぽくてうまくない 味がうすいとかとか -
リビングデット参加者
チキンカレー
よくカレーを作ってくれた カレー食いたいといったら次の日作ってくれることもよくあった
本当にうまかった ほかの客もこの旨いカレーの作り方を聞いてた
Nちゃんはいつもいう「箱に書いてある通りに作ってるだけだよ」
おれは黒魔術か何かをしてるのでは?と思うし言う
そうすると乗ってくれる 魔法かもね と 見た目もよく見れば魔法使いに似ている -
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タコス
Nちゃんと2人でテレビを見る時間が一番好きだった
NHKの料理番組でタコスの作り方が始まった
オレはメキシコで食った屋台のタコスが死ぬほどうまかった話しをする
Nちゃんは 「おっ これ今度作ってみよう」と言い出す
おれは材料集めも大変だし絶対に作らないだろうという
Nちゃんは否定する 作るという おれは作らねえという
結局 作らなかった たまにタコスは?と聞くと とぼける -
リビングデット参加者
七草粥
正月あたりに七草粥を食わされた。
粥なんか食いたくなかったけど 縁起物だから食えという
食ったらくったで旨かった いい塩加減だった 運気がよくなった気がした
おれには七草粥なんで文化はなかった 結構いいもんだとおもった -
リビングデット参加者
もろきゅう
Nちゃんの店のメニューは日替わりだった 今日冷蔵庫にあるもので作る
今日は何が作れるか聞いて おれがメニュー表というホワイトボードに書くこともあった
きゅうりがあるので もろきゅう と書く
ただ 味噌がなかったので 味噌汁のパックの味噌で代用した
わかめが入っていてダシの味がする味噌 わかめとダシがじゃまだった
普通の味噌の方が もろきゅうには合うことを知った -
リビングデット参加者
焼き魚
一人暮らしは焼き魚が食いづらい環境だ 焼き台が汚れるのがいやだ掃除がめんどい
おれが焼き魚が食えなくて困っていると Nちゃんがやってくれるという
次の日に結構高そうな魚を買ってくれた すげええええとオレはいう
Nちゃんは網に挟んで直火で焼き始める 豪快なやり方だ
煙がもくもくでる 狭い店が魚の煙で速攻うまる ドアを開けて換気する
まるで原始人のような焼き方で焼いた魚はしぬほどうまかった。
それからしばらく俺が飽きるまで焼き魚を原始人の方法で焼いてくれた -
リビングデット参加者
焼き魚のほね
Nちゃんはよく「あんた ホントに綺麗に食べるねええ」とオレの魚の食べ方を褒めてくれた。
客にオレの食べた後を見せたりして Nちゃんは良くおれを褒めてくれた。
いつもNちゃんはおれを自慢してくれた。Nちゃんがいたからこの街にたくさんの知り合いができた
クソなオレはNちゃんさえいればそれで良いと思ってたけど そうじゃないだろう それは良くないと今は少し思う。
「あー君がリビデ君かー」とよく知らない人に言われた Nちゃんはおれの話ばかりしてるという。
なんかの話でオレは 誰にも俺を自慢できないから母ちゃんは可哀そうだ 理想の息子になれなかった後悔を
Nちゃんに話した事があったNちゃんは「私だったら自慢しちゃうけどねえ」といってくれた
本当にNちゃんは俺を自慢してくれた たくさんの人がオレをNちゃんの息子か孫だと勘違いした
よく「息子さん?」とか「お孫さん?」とか聞かれてた。
よく見ればNちゃんとオレの顔は似てる感じがするとオレは思った -
匿名無効
私、もろきゅう好きです。てか、きゅうりが好きなんです。
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リビングデット参加者
あんかけ餃子
おれが仕事に追われ家にも帰らず店泊して飲み歩いていた時期 居酒屋でSさんに絡まれ
色んな店に連れていかれ2人で飲み歩いて朝方に最後によった店
Nちゃんは迷惑そうだったが強引なSさんに押されて座らせてくれた
メシをくれというと「あんかけ餃子しかない」という
あんは要らないから普通の餃子だせというと「ダメだあんかけ餃子しかない」という
変な店だなと思ったが不思議と落ち着く感じがした。
今ならわかるよ Nちゃんは何かに使ったあんを残したくないから無理やり餃子にあんをかけようとしたんだよね
あんかけ餃子なんてあの日以来聞いたこともないよ
次の日以来 おれは飲み歩くのをやめてその変な店に通い始めた
一人で行った初日はぎこちなかったかもだけど 俺たちはすぐに打ち解けた
性格が似てたし なにか相性がよかった 顔も似てた
おばあちゃんだけどソウルメイトだったのかもしれない -
リビングデット参加者
いかの塩辛
新鮮なイカでしか作れない本当の塩辛を作ってくれた
全然塩辛くなくて海の味がした うまかった
居酒屋Mのオーナーが仕入れてくれたんだよね
Mさんは色々してくれたね 焼酎のポンプもそうだね 気にかけてくれてたね
孤独を決め込んでもなんだかんだ色々な人に助けてもらいながら生きてるから
感謝を忘れたらだめだね -
リビングデット参加者
吐き出しタイム
2人だけしかいない時 俺が一番好きだった時間
NちゃんとオレはボケっとTVを見て テレビに2人で野次をいれる
料理番組 ジャニーズのやつ お見合いのやつ ニュース くだらないバラエティー番組俺が死にたいゲージ満杯で店に行くとNちゃんにいう 今から言いたい事いうから聞いてるふりだけしててくれ と
Nちゃんは聞いてる振りをしてくれる
今度はNちゃんの番になる Nちゃんの愚痴は長い おれが吐き出したいのに長いと文句をいう
それでもNちゃんは止まらない おれはマジで聞いていないけど聞いてる振りをする
2人で吐き出しまくる 心にだけ止めていたことを 楽になる テレビに野次をいれる
平和で笑える時間 Nちゃんは面白くて可愛い 本物のドラえもんみたいだN助先生には何度も伝えてた Nちゃんがいなくなったらオレは絶対死ぬだろうと
でも まだ息はしてる 死ぬ予定だったのに オレは思ったよりもビビりだったらしい -
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Aさんの登場
Aさんを初めて見た時の事をよく覚えてる
MKさんが面接してくれた
Aさんは赤ラインのアディダスジャージで現れた
MKさんは「A どう?」っと振り向いて聞いた
Aさんは「イケメンだから良いんじゃね」と言ってた
それで面接は終わった今思えば Aさんは登場から10年変わらない
堅苦しい事が大嫌いで大きくて太陽のように人が周りに集まったAさんが自殺するようなこの世界はやっぱりクソだ
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リビングデット参加者
抗うつ剤かタバコかコーヒーの飲み過ぎか
あるいはそれらすべてだろう
Aさんが自殺したことを思うと体が震える -
リビングデット参加者
Aさんがいなくなって
あの頃の仲間に会えなくなった
Aさんの喪失を思い出してしまうから
中心だった太陽がなくなって
繋がりを失った
居場所もなくなった部署移動してもいつもそこにあった場所
いったい何回なんの用もないのに寄ったかわからない
おれはいつも言ってたし思ってた
ここがホームだと 戻る場所帰る場所だと
家族は言い過ぎだとしても
皆がいる場所 クソな時もあるけど
同じ釜で飯を食ってみんなで笑える場所Nちゃんが死んで居場所を失った
Aさんが死んで居場所がなくなった辛い時に立ち寄って笑える場所がなくなった
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リビングデット参加者
このクソな世界でオレは1人になった
1人になろうとした
1人だと思おうとした
すべての連絡を絶った女も友達も地元の人たちも
不義理をした 自分を追い込んだ
世界から逃げ出そうとした -
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最後の日
Nちゃんのがんは一気にきた
夏ごろからどんどん元気がなくなっていった
365日仕事を休まないNちゃん 気丈で元気なNちゃん
冗談でババアのフリをするNちゃんが
どんどん本物のお婆ちゃんみたいになっていった最後の日 小雨 深夜 おれとNちゃんだけの店
「雨降ってるし今日は早く店を閉めたら?」とおれはいった
珍しくNちゃんはオレの意見を素直に受け入れて店を閉めた
「家まで送っていってあげるよ」とおれはいった
今まで絶対に誰も送らせたりしない気丈な人が
また素直に受け入れた。
小雨の中 Nちゃんの手を持って相合傘で家まで帰った
Nちゃんは確実に弱っていた帰り道 Nちゃんは息子や娘 孫の話をした
その話には彼らを守りたいという思いを感じた
いつもおれのことも守ってくれた大事にしてくれた自慢してくれた。マンションの前まで来てバイバイしようとしたら
玄関前まで送ってくれという
おれはNちゃんはひどく弱ってると思った次の日から365日朝まで無限に開いていた店はずっと閉じられたままになった
街にはNちゃんが朝方救急車で運ばれたという話が回っていた
あの日以来病院のベッドで寝てるNちゃんにしか会えなくなった -
リビングデット参加者
Nちゃんのそばにいる時だけ本当の自分でいられた
1人でいる時よりも少しだけマシな自分
Nちゃんには何でも話せた バカは話も真面目な話もおれもNちゃんも完璧な人間じゃなかった
お互いにどこかどうしょうもない所があって それが笑えた
血のつながりのある家族じゃなかった
だから お互いに厳しすぎないで一緒にいられたのかもしれない誰もNちゃんの代わりにはなれない
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リビングデット参加者
ぬわああああああああああああああああん
N助ベイベーに会いたい!!
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リビングデット参加者
石原さとみとNちゃんが出てくる夢
ひっちゃかめっちゃか系の夢
Nちゃん…おれと石原さとみをくっつける為に
駄々子になるのやめてくれ…
自分で選んだ人と結婚するのが一番なんだよって言ってんのに
石原さとみを必死に説得しようとすんなw
Nちゃんは死んでるから知らんかもだが
もう現実では彼女は結婚してるんだよ -
リビングデット参加者
でも夢にでてくれてうれしかったよ
夢にでてくれたのは2回目だねえ
石原さとみがオレを選ばなくても
Nちゃんに会えただけでもう満足って気分だったよ -
リビングデット参加者
洗濯物の中からAさんに貰った服がでてきた
「もう(太って)着れないからリビデにやるよ お前体デカいからピッタリだろ」
この服を見るたびにAさんをとAさんの自殺を思い出してしまう
封印した方がいいのだろうか…? -
リビングデット参加者
ノリスケよ早くオレをそっちの世界に引っ張り上げてくれ….
いつまで終わってる映画を観てればいいんだ -
リビングデット参加者
さっきTさんから電話あったよ
ただの酔っ払い電話だったんだけども
「なんで久しぶりに電話したかわかる?」って聞かれて
ホントにホントに信じられないことに
「もしかしてNちゃんが生き返った?!」って思ったんよ
マジでアホみたいなことだがそう思ってしまった….こんな病的なホラー現象を思ってしまうなんて
未だにあなたのロスから完全には立ち直ってはいないみたいですw -
リビングデット参加者
ホラーだがまじで期待してしまった
病的だがNちゃんの復活を一瞬でも本気で期待したことは認めよう
でもちゃんと病的な考えなことをすぐに理解して
酒の場を悲しい気持ちにさせないために
「まさかNちゃんが生き返った??」とか言い出さなかっただけまだましである -
リビングデット参加者
死ぬほどNちゃんに会いたいぜ
ぬわあああああん!!! -
リビングデット参加者
オバケの出現
忙しくて3日ぐらいNちゃんの店に行けなかった
自宅のインターホンが鳴った
オートロックの液晶画面の下の方にお婆ちゃんが映ってた
おれの忘れ物を届けてくれたらしいNちゃんは
「3日も顔出さないから心配した」
「ばーさんが映ったからオバケかと思ったでしょ?」っていったおれは
「いや マジでオバケかと思ったよ」
「3日来ないぐらいで心配すんなよ」って言ったおれはほぼ毎日Nちゃんの店に居たんだ
なんでも吐き出せる居場所だった
Nちゃんが死んでおれにはもう行くところがない
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