死にたいが口癖になって10年以上。
なのに、こんな私と一緒にいてくれる夫がいる。
どん底にいる私をすくい上げるのではなくて、私のいるどん底まで来てくれて、私が上に登りやすいようにハシゴを作ってくれるような人。
この人を残して死んでは申し訳ないと思って今日だけは生きてみるかと頑張って数年。
最近夫と共通してみる夢があることがわかった。正確には同じ場面では無いのだけど、概ね私の夢の続きを夫がみている。
私が見る夢は、今の私より10歳ぐらい上の私が、病院でベッドの上にいて、夫に向かって「ごめんなさい。こんな事になるなんて…ごめんなさい。この子を、よろしくね、ほんとにごめんなさい。」と謝り続けながら号泣している。夫は口を固く結んで動かない。夫は7歳ぐらいの赤い服の男の子の手を繋いでいる。男の子は俯いていて表情が分からない。
夫の夢は、小さな赤い服の男の子を助手席に乗せてドライブをしている。でも2人とも口を開かずにずっと沈黙を続けている。
景色は住宅街で、ドライブと言うにはつまらない道。
普段から男の子が欲しいねと言ってはいる。でもまだ生まれていない。
この夢を見始めてから妙に納得して、後10年しか時間が無いと思って最近は行動するようになった。余計なものは買わないし、何となく残してるもの捨てたり、終活とか言ってやってたけど、確実に10カ年計画になった。
夫はこの夢を怖いと言っていて、回避したいと言っている。でもなんだか分かる。これは回避できないって。
夫とまだ見ぬ子にできることってなんなんだろう。
死にたかったけど、死ぬ時期がわかると何から手をつければいいのか分からない。
いままで死に方しか調べてこなかったことを後悔。