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2022年6月19日 7:53 PM
#39217

参加者
人生なんて所詮悲劇だ。誰もが同じ死に向かって行って、救いを信じて、裏切られて消えていく。
そんなむなしすぎる物語の、始まりの日を祝うのはいかがなものかと思ってしまう。
ただ、私はどこかでもう、諦めている。
立ち向かおうと思うから、変えられると思うから、結局変わらない結末の中で、悲劇の主人公になるんだ。
ならば、素直に諦めて、笑い飛ばしてもいいのではないか?
人生はコメディだと。ハッピーエンドを迎えたのだと。そう開き直っていれば、案外楽しいんじゃないか?
そう考えると、なんだか面白くなってきた。
そもそも、「悲しみ」ほど喜劇的なものはない。
もちろん、笑えない、本物の悲しみもある。が、喜劇とはえてして、そういった「悲しみ」の中から生まれてくるものだ。
科学者の失敗、公園に佇むリストラされたばかりの会社員、受験に落ちたり、自殺しようとして生き残ったり。
虚しさほど、喜劇を盛り上げるものはない。
ならば、この世界こそ、喜劇の舞台に最もふさわしい。
いつかなくなる、いつか壊れるものを、せっせとかき集め、積み上げて、やっぱり壊れる。こんなに面白いことがあるだろうか?
この世界の誰もが、悲劇の三文芝居を演じようというならば。
私は、芝居上手の、喜劇役者になってみせる。
それこそ、この虚しい世界で、虚しさを直視せずに生きる、最善の策ではないだろうか?