芥川龍之介さんの時代。
芥川さんの御身内が鉄道で自害され轢死された為に、
その賠償金の負担が芥川龍之介さんにのしかかった為に、
おそらくはその事が心労の一つとなって芥川龍之介さんは、
睡眠薬を自ら大量に接種され亡くなられた。
一つ疑問が。
致死量の睡眠薬を接種すれば自死が可能な時世に、
なぜ芥川龍之介さんの御身内（なにがしかの嫌疑をかけられていたそう）は、鉄道で轢死をお選びなすったのだろう。
私は死にたい。
毎日死にたい。
確実性という観点からすれば、
線路に横たわり首をねじ切っていただく、
というのが、
首吊りや飛び降りと天秤にかけても魅力的ではあるが、
それを行う際に必須であろう常軌を逸したクソ度胸や、
そこまでしてなお皆無にはなり得ない失敗時のリスクを思うと、鉄道への飛び込みはチキンな自分には、あまりにもハードルが高い。
それに比べ、睡眠薬（それに致死性があった時代の、それ）大量接種の、なんと魅力的な事。
我々が今生きている時代のように、国家のある種の暴力により、
睡眠薬から致死性が不当に奪われた現代社会ならいざ知らず。
なぜ。
轢死なされた芥川龍之介様の御身内は。
より精神心理的負担が少ないであろう睡眠薬大量服用ではなく。
尋常ならざる度胸覚悟が必要な、轢死をお選びなすったのだろう？
あえて苦痛少なからんを選んだという事は、
いわれなき嫌疑を不当にかけられたが故の、
おそらくは抗議義憤の意もあったのだろうか。
そうでなければ、より負担が少ない自死手段があった時代に、
あえて苦痛多き手段を選ばれた理由の説明がつかない。
おそらくは冤罪であったのではないか、芥川様の轢死された御身内は。
なれば、その方が轢死された事が一因で自害された芥川龍之介さんを殺したのは、
本当の犯人は
