いつ死んだっていいだろ精神で。

嫌なことが重なると小さなことでも全部嫌になって投げ出したくなる。
でも周りの人への迷惑になるだとか、自分の立ち位置だとか、色々考えて結局自分が無理をする。
周りから見たら自分が悩んでることなんて大したことないように映ってるんだろ。
「考えすぎ」とか、「大丈夫」とか、簡単に言うんだろ。
無責任な言葉にどれだけこれまで傷つけられてきたか。

まあでも所詮はみんな他人事。
他人の気持ちはどうだっていい。
実際考えると家族の心の悩みなんて知ったこっちゃない。

「死にたい」

ふと思う感情。
何も特別じゃないし、変なことでもない。でもそれをおかしいと言う大人もいる事実。
ずっと世界中の幸せを願い、生きたいと語れる綺麗な人間が本当にいるなら、是非とも話してみたい。
「なんで？死にたいってみんな思わないの？」
それくらい当たり前の感情。日々生活していて目に入る人間を見て考える。
この人はどんな人生を歩んできたのか。死にたいなんて思ってるんだろうか。
一人一人、存在する人間の分だけ人生の物語があると思うと儚くてなんか良いなと思う。

死にたいと願う人は、いくら周りに否定されようが、一定数いる。
それを認めない世界はおかしい。
生きにくい世界。
そしてやっぱり自傷行為も否定される。
なにがいけないのか。自分の体を傷つけてまでこの不条理な世間と戦っているのに。
そんな気持ちはもちろん届かないし、届いたとしても居場所がなくなる。
ほっといてくれ。それが一番いい。

でも、どれだけ死にたいと思っていたって、なぜか生きていてほしい人はいるというエゴ。
気持ち悪いし最低だと思うけど、どうしても消し去れない。
そしてそれは自分にも向いているかもしれないということ。
考えれば考えるほど、この世界と人の感情はエゴにまみれて矛盾していることが目に見える。

死にたきゃ死ねばいいと、自分に言う。
もう嫌になったんなら、仕方ないじゃんか。
ただ、最後くらいはなにかしようかと思う。
趣味を探すだとか、ボランティアに参加してみるだとか、美味しいご飯を満足するまで食べるだとか。
それをやったことでやっぱりもう少し生きてみようと思えたなら、それで良いと思う。

いつだって人生は閉じることができる。
そう考えたら、少しは気が楽になる。

思い通りにいかない残酷な世界に、立ち向かう。
いつ死んだっていいだろ精神で。